復帰組がフライデーナイトマジックにPWデッキで参加
皆さんはマジック:ザ・ギャザリング(以下MTG)というカードゲームを知っているでしょうか?
世界初のTCGであり、世界で最も遊ばれているカードゲームとしてギネス世界記録が認定されています。
遊戯王TCGは名前くらいは聞いたことがある人も多いでしょう。遊戯王TCGは作中でマジック&ウィザーズという名前でした。これはMTGをモチーフに作られたのです。
また、理由は後述しますがデュエルマスターズというTCGはまさにMTGの子供とも言えます。
MTGは現在日本では盛んに行われている・・・とは言えない状況ですが、意外と身近なところに影響を与えていたりもするのです。
要は今回の記事、MTGの大会に参加してきたよって内容です。
TCGに興味がない人はブラウザバックを推奨します。
私は昔このカードゲームをやっていました。
コロコロコミックという漫画雑誌で連載されていた(されている?)「デュエルマスターズ」という漫画があります。現在ではそのタイトルを冠するTCGが作中で使用されていますが、元々はMTGの漫画だったのです。
私は幼いころからのコロコロコミックの愛読者で、この漫画にも目を通していました。
正直内容は理解していませんでした。しかし、この漫画のキャラクターやストーリーが琴線に触れたようで、私はMTGを始めるようになったのです。
所有しているカードを見るにウルザズ・サーガ~オンスロートのあたりまでやっていたみたいです。
次第にこのTCGから遠ざかっていくのですが、その話は置いておきましょう。
大学生になって復帰し始めたものの、学生生活が忙しくなるにつれ再び離れていきました。
そんなMTGですが、友人に興味を持った人がおり「ルールを教えてほしい」と言われたことから再びかかわるようになります。
まずは私が持っている古いカードでルールをプレイしながら遊びました。
どうやらその友人はうれしいことにMTGを気に入ったようです。私の手元で死蔵させていてもしょうがないので、友人にはデッキを一つとカードを幾枚かプレゼントしました。
フォーマット的にそれらカード群はレガシーに属しており、友達同士でカジュアルにプレイする分には問題ないのですが、それ以外では些か問題がありました。
勝つことが全てではないとはいえ、まったく勝てないのはよろしくない。
とはいえ、友人がデッキを勝つために強化していくには莫大なカードプール(カードの種類)への理解と金銭的な問題が大きく横たわっているのです。
ここで簡単にMTGのフォーマットについて
MTGには大きく分けて三つの形式があります。
スタンダード・モダン・レガシー
スタンダード:もっともプレイ人口が多いと言われる形式です。使えるカードはここ1年半のカードのみなので、昔からMTGをプレイしている人と新しく始めた人のカードの資産にあまり差が出ないようになっています。特殊なケースを除けば一番安価にプレイできるフォーマットです。
モダン:2003年7月以降に発売されたカードを全て使用できるフォーマットです。
レガシー:すべてのカードが使えるフォーマットです。真面目に勝てるデッキを作ろうと思えば家が建っても珍しくないでしょう・・・というのは言い過ぎだとしても、車は買えますね。
基本的に、下に行くたびにかかる費用が跳ね上がります。
多くの場合において、スタンダードでカードを貯めてからモダンに移行する方が多いのではないかと思います。スタンダードはローテーションでカードが使えなくなるので、自分の使いたい・使っていたカードが使えなくなってしまうので・・・これが一番多いパターンではないでしょうか。
そんなことはどうでもいい。さっさと本題に戻れ?
はい、わかりました。
そんなわけで、友人がデッキを強化しようにもどのカードを使えばいいのか多すぎてわからないでしょうし、金銭的にもきついものがあるでしょう。
この状況の中でスタンダードというフォーマットに触れてもらい、MTGというカードゲームへの理解を深めるのは悪い選択肢ではないのではないのではないか?と私は考えたのです。
気に入ったカードがあればレガシーのデッキに入れてもいいしね!
以上の理由から私は友人とともにプレインズウォーカーデッキ(旧エントリーセット)とデッキビルダーセットを購入
プレインズウォーカーデッキ、もといエントリーセットは存在を疑問視されていたようですが、初心者の友人と入門用に購入するのには悪くないと考えました。使ってればどこが悪いとか感じるでしょうし、0から作るよりは良いでしょう。
構築済みのデッキとパックが2つ封入されており約1200円、中々お得なセットです。
デッキビルダーセットはその名の通り、様々なデッキを作るのに必要な素材が入っているセットです。中でも初心者にとって嬉しいのは、どんなデッキにも必要になる「土地」カードが大量に手に入ることでしょう。これで上記のデッキを強化しても良いですし、新しいデッキを作ることもできます。
準ランダムカード185枚、パック4つ、土地カード100枚が入っています。
さて、そうして順調にMTGのアイテムを揃えていきついに本日、友人と大会に参加してきました。
MTGには毎週金曜日の夜に開催されるフライデーナイトマジック(以下FNM)というカジュアルな大会があります。
色々なデッキも見れるし、勝てれば景品ももらえます。
ボコボコにされましたが・・・
一回戦の相手は赤白アグロという速さに重きを置いたデッキで、デッキタイプから使っている色・カードタイプまで同じでした。
敗因は至ってシンプル、私のデッキは純粋なカードパワーで劣っているのです。
考えてみれば当たり前の話で、デッキだけで考えれば千円しないモノと一枚数千円のカードがふんだんに投入されたデッキならば、後者が強くなければ嘘でしょう。
まともな勝負にならずに負けてしまいましたが、相手プレイヤーの方が非常に親切な方で現環境のことや小技など色々アドバイスしてくれたので温かい気持ちでゲームを終えました。
年齢層が違うんだから比較するなってなりますが、遊戯王・デュエルマスターズなど他のさまざまな大会に参加してきましたが、プレイヤーの質はMTGが抜群に高いですね。
これはMTGのいいところだと思います。
二回戦目の相手はコントロールというデッキタイプの方で、私のデッキと相性が良かったのですが、あと一歩のところで押し切れずに負けてしまいました。
プレインズウォーカーデッキは思っていたより弱くわないのですが、デッキタイプから考えると些か遅いのです。これを改善するためには一枚600円位のカードを4枚ほど投入し、呪文を何枚か差し替えることになります。勝ちを目指すなら多少妥協しても3000~4000円ほど強化に費用が掛かりそうです。
以上がFNMって大会に参加してこうなったよって記事です。
前述の通り、プレインズウォーカーデッキは初心者に悪くないと思うので、MTGに興味がある方などは友達と一緒に購入してみてはいかがでしょうか?
2種類出ていて、この2つのデッキが中々バランスが考えられており、友達と対戦すれば手に汗を握る戦いができるでしょう。
私が3000~といったのはあくまで競技用を想定した場合です。
友人と楽しむ分にはプレインズウォーカーデッキは存分にMTGの楽しさを味わわせてくれる筈ですよ。
MTGやFNMに興味がある方などに参考になれば幸いです。